オーストラリアでの交通事故:対処法と注意点【2024年最新版】

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オーストラリアでの交通事故:対処法と注意点【2024年最新版】

こんにちは!ワーホリでオーストラリアに来てから早10年目。日豪作業療法士のShizukaです!

オーストラリアに滞在中、自分は気をつけていても、他の車が自分の車に当たってしまう事故は防ぎようがないですよね。リスクは分かるけど、実際の対処法が分からないと車を使う上で不安もあるはず。

今日はそんな不安を少しでも軽減してオーストラリアでのドライブを楽しんでいただくため、実際に(西オーストラリア州で)起こった交通事故の一例を元に、事故発生からのプロセスと注意すべきポイントをご説明します!このブログ記事を保存しておけば、事故に遭遇してしまったときに冷静に不要なトラブルを避けて対処できる自信がつくかと思います。

事例紹介

A子さん
A子さん

夕方5時頃(仕事中ではない時間)に、私が道路を左折しようとしていたら、後ろから来た車に追突されるという交通事故に巻き込まれました。

私、どうしたらよいのでしょう!!!?

交通事故後の手順・注意点

1.安全と安否確認

まずは自分自身と同乗者の安全を確認しましょう。重症人がいる場合は速やかに救急隊(電話番号000)に電話し、指示に従い行動しましょう。

可能であれば、他の車の交通の妨げにならない場所に車を移動しましょう。

A子さん
A子さん

私の場合、車のスピードが速くなかったので、幸いお互いに重症のケガはなさそうです。また、巻き込まれた通行人もいませんでした。私は衝突の衝撃でほんの少しだけ混乱、頭痛、首~肩にかけて鈍痛がありますが、意識ははっきりしており、話せますし、歩けます。今のところ救急車を呼ぶ必要はなさそうです。お互い車を安全な路肩に移動しました。

日本では必ず警察を呼ぶ必要がありますが、警察に電話すべきでしょうか?

2.交通事故後は警察に電話しなければならない?

オーストラリアでは、交通事故後に警察に電話しなければならない場合と、しなくてもよい(オンラインで事故報告書を提出する)場合があります。

警察に電話しなければならない場合

以下に当てはまる場合は、救急隊(000)と警察(131 444)に電話しましょう。

  • 事故により大ケガをした人がいる場合
  • 車の破損が著しい(修理費用が$3000以上と思われる)場合
A子さん
A子さん

今回の事故では、大けがや車の著しい破損はなさそうです。具体的に、警察に電話しなくてもよい(オンライン報告書で済む)場合を教えてください。

警察に電話しなくてもよい、オンライン報告で良い場合

以下に当てはまる場合は、家に帰ってからオンラインで事故申請(クラッシュレポート)を提出しましょう。

オンライン申請のリンクはこちら⇒https://www.crashreport.com.au/ocrf/

  • 緊急事態や致命傷がない場合
  • 交通事故の現場に自分がもういない(立ち去ったあとの)場合
  • 運転手に薬物や飲酒運転の疑いがない場合
  • 事故により重症患者や死者が出ていない場合
  • すべての運転手が免許証などの詳細情報を交換した場合
  • 最低一台以上の車が事故によりレッカー車に牽引され移動される場合

「自分や相手の状態が緊急を要するか否か判断できかねる」という場合は、救急隊(000)に電話して判断を仰ぐか、Healthdirectヘルプラインという、全国共通24時間対応でナースに繋がる電話(1800 022 222)にかけて相談すると良いかもしれません。

A子さん
A子さん

なるほど。警察を現場に呼ばなくても良い、あとで報告書を作成できる場合があるため、お互い(特に相手の)個人情報やナンバープレートを交換しておく必要があるんですね。具体的に、記録しておくべき情報をリストで教えてください!

3.お互いの個人情報・車の情報を交換

以下の情報は後々保険会社とのやり取りやオンラインでのクラッシュレポートを作成する際必須なので、スマホの写真またはメモ機能を使用して必ず保存しましょう。

事故した相手の↓↓

  • 免許証の表と裏(名前、免許証番号、住所、誕生日など)
  • 電話番号
  • ナンバープレート
  • 車の保険会社に加入していれば、保険会社の名前(RAC、GIOなど)
  • ぶつかった部分や損害の程度が分かる写真

「〇〇ドル払うから警察への報告等などなしに解決にしよう」と言って来る人もいますが、後々症状が出てくる場合もあり、修理代や医療費は高額になる場合もあるのでオススメできません。きっぱりと断るか、「I will think about it」といって受け流し、必要な以下の手順を行いましょう。

A子さん
A子さん

なるほど。相手に流されないよう、自分がやるべきことを事前にしっかり把握しておくことが大切ですね。

4.事故発生場所の記録

事故直後は混乱していて、後で現場の詳細を思い出すのに苦労する場合も多々あります。ドライブレコーダーがついていたとしても、以下の写真撮影をしておきましょう。

  • 事故した場所・住所(グーグルマップで現在地をスクショして保存するのも良い)
  • 自分・相手のぶつかった個所(損傷の有無にかかわらず)
  • 現場のGive way, Stopなどの道路標識
  • 全部で何車線あるか
  • 天候
  • 見通しの良さ悪さ

これらの情報も、後に詳細をオンラインで報告(クラッシュレポート)する際に記載する必要があるので、あとで見返せるように状況証拠はしっかりと残しておくこと。

5.自分の車の状態確認

上記でお伝えしたとおり、事故直後に自分の車と相手の車両方の、損傷部分の写真を撮っておくことは重要です。損傷がない場合でもそれをきちんと写真で記録しましょう。

A子さん
A子さん

なるほど。今回の場合は、ゆっくりとはいえ後ろから追突されたので、トランクの損傷を確認しておきたいです。その場でトランクを開けて確認すべきでしょうか?

しかしここで要注意!損傷部分のドアやトランクは開けない!

損傷の詳細を確認しようとしてトランクを開けると、損傷の状態により閉まらなくなる可能性があるため、閉まっている部分は事故現場であけず、運転可能な状態であれば家に帰ってから確認するようにしましょう。

大きな事故でなくても、トランクやドアが閉まらなくなった場合は、運転不可能となり、相手または自分の保険会社または直接牽引会社に連絡して車を自宅または修理工場まで牽引してもらう必要があります。保険会社や内容によっては追加費用が発生したり、牽引トラックが来るまで長時間待たされる場合もあります。

運転出来ないなら自分の保険会社またはTowing(レッカー)会社に連絡、車を牽引して修理工場へ運んでもらう。運転できる状態なら、家に帰ってから自分の車の詳細な損害状態を確認、写真撮影しましょう。

A子さん
A子さん

おっと!知らなかったら何気なく事故現場でトランクを開けてしまうところでした!ありがとうございます!

6.任意の自動車保険会社への連絡、車両アセスメントを予約

自分の車の保険会社に連絡し、事故の詳細を報告しましょう。格安の自動車保険会社は、電話に即時応答してくれない場合もあるので要注意。

私はワーキングホリデーの頃からRACという自動車保険会社にお世話になっています。他の自動車保険と比較して割高ですが、路上で車が止まった時のサポート(ロードサイドアシスタンス)や交通事故に巻き込まれた際、即時丁寧に対応してもらえました。英語で事故の内容を伝えるのが難しければオンラインでも事故報告でき、修理会社の紹介もしてくれます。

保険会社に車の損傷について伝えると、近場の自動車修理会社の連絡先をメールで送ってくれるので、そこに書いてある修理会社の電話番号に連絡し、アセスメント(損傷状態を評価)の日程を予約しましょう。

アセスメントは通常30分程度で終わり、アセスメントの結果を踏まえ修理の日程(数日程度かかる場合も)を相談、予約することになります。

車の修理が一日以上かかる場合は、代車が必要になります。

A子さん
A子さん

今回の事故は、明らかに私ではなく相手側の不注意により起こった私の車の損傷です。アセスメント後、まだ車は運転できる状態で、4週間後に修理日を設定されました。修理期間中の代車は、どのように手配されるのでしょうか?

相手の不注意による事故で損害を被った場合の代車手配方法と費用

明らかに相手の不注意により被った車の損害であれば、以下のどちらかの方法で代車を手配することが可能です。

  1. 自分の自動車保険会社を通じて代車を依頼
  2. 第三者の代車会社を通して代車を依頼

「①自分の自動車保険会社を通じて代車を依頼する」の場合のメリットは、

  • 第三者を通す必要がない
  • アセスメント後に修理の日程が決まったら、その修理会社にある代車を同時に予約可能

①のデメリットは、

  • 代車はコンパクトカー一択なので、普段大型の車に乗っている人は、小さい代車に乗るのは残念に思えるかも。
  • レンタカー代を払う必要はありませんが、$250程度のデポジットを求められる(問題なければ返却時に払い戻し)場合がある。

一方、「②第三者の代車会社を通して代車を依頼する」場合のメリットは、

  • 自分が被害を受けた車と同じ大きさの代車をが提供されること
  • デポジットを払う必要がないこと

②のデメリットは、

  • 第三者機関なので、事故の詳細をもう一度詳しく話さないといけない
  • 代車予約確定までに1週間程度時間がかかり、その待ち時間に不安になる(第三者機関が事故を起こした相手やその保険会社と代車費用について話し合わなくてはいけないため)

参考までに、第三者機関の代車会社のリンクはこちらです:

Compass Cars: https://compasscars.com.au/

I’m in the right: https://imintheright.com.au/

これらはあくまで「交通事故を起こした責任が相手にある」場合の代車サポートです。指定した時間に修理工場まで代車をもってきてくれるのもありがたい。

7.オンラインで事故報告(クラッシュレポート)、レシート番号取得

「6.任意の自動車保険会社への連絡、車両アセスメントを予約」と並行して、オンラインで事故報告書(クラッシュレポートと呼ぶ)を作成することも重要です。

これにより、相手の責任による交通事故後に診察や身体検査に行ったり、理学療法士によるむち打ちの治療を受ける費用を払う必要がなくなります。

逆に、この報告書レシート番号がないと、一部または全額先払いして、後々治療時のレシートを申告して返金してもらうという手間が増えてしまいます。

上記3-5の手順をきちんと踏めていれば、あとは書き写したり写真や動画をアップロードする程度で済むので早めにやることをお勧めします!

クラッシュレポートのリンクはこちら。

スマホまたはパソコンから、以下の写真の黄色い部分「REPORT A CRASH/MAKE AN INJURY CLAIM」をクリックして必要事項を記載していきましょう。

オーストラリア交通事故,報告書

同乗者または通行人にケガがあった場合は、同じページのNOTIFY INJURIES (Passenger/pedestrian)も後から記載しましょう。

「REPORT A CRASH/MAKE AN INJURY CLAIM」の必須項目をすべて入力し終わったら、スクリーンにレシート番号(Crash Report Receipt number)が表示され、同じ番号が登録した自分の電話番号にもテキストで届きます(写真)。

このレシート番号があるのとないので、医療費の出費と手間が変わってくるので、面倒くさがらずにクラッシュレポートを完了させましょう!

8.医療機関へ受診

自身の体調を確認し、必要に応じて医療機関に受診予約しましょう。事故後の症状が後々出てくる可能性も考慮し、早めの対応が重要です。

医療機関が閉まってから(時間外診療を)受診する場合、自動的に救急外来に回される場合があります。救急外来は待ち時間が長時間に及び、空調が寒すぎたり椅子がクッション性のないプラスチック椅子だったりするので、家で待機して翌日通常時間に受診するよりも負担になる場合も。

ちなみに私は、病院の救急外来で5時間待ちをしても呼ばれる気配がなかったので、諦めて家に帰り、翌日地域のクリニックに当日予約して受診したこともあります(涙)

医療機関へ受診する際は、会計時にレシート番号(Crash Report Receipt number)を提出することで、先払いなどなしで終えることができます。

必要に応じて、医師が痛み止めの処方箋、CTやレントゲン検査の依頼書、理学療法士の紹介状を書いてくれるので、それをもって必要な検査や治療へ行きます。

診察や事故による病欠が必要な場合は、医師にMedical Certificateを書いてもらい、職場に提出しましょう。

CTやレントゲンは当日予約なしで行ける場合もあります。理学療法士は事前予約が必要です。

9.雇用主(職場)へ連絡

交通事故により、当日または翌日の仕事に支障が出る場合は、可能な限り早めに職場へ連絡をしましょう。優先順位としては、「7.クラッシュレポートを作成」と「8.医療機関への受診予約」が終わってからが良いかもしれません。

今回は仕事中ではない事故を想定した一連の流れですが、

仕事中の事故の場合は「3.お互いの個人情報・車の情報を交換」の後すぐに職場に電話連絡し、その後の対応について指示をあえぐのが良いかと思います。

事故の影響により働けない期間がある場合(車を修理会社に運んだり、検査・治療・療養の期間など)、働くはずだった日時をメモに記録し、後日請求できるように準備しておきましょう。

まとめ

相手の不注意による予期せぬ交通事故は、注意していても防ぎようがないもの。前もって信頼できる自動車保険に加入しておくことと、交通事故に遭ったときの対処方法を知っておくことで、オーストラリアでの生活を安心して楽しみましょう!

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現役日豪作業療法士による