PR
こんにちは!日本で作業療法士として働いた後、オーストラリアで作業療法士資格を取得しパースで働いているShizukaです!
「日本で作業療法士の免許を取得し、その免許や経験を生かして海外で作業療法士として働きたい!」
「海外で自分の免許が使えるなら、どんな流れで作業療法士になれるのか(留学以外の方法に)興味がある」
という方は年々増えています。

私はもともと、海外で作業療法士として働いてみたいなーという気持ちはあったものの、右も左も分からず、日本語で相談できる窓口や経験者も見つからず、全体像がふんわりとしか分からない英語の解説を唯一の手掛かりに進んで、かなりの回り道をしてしまいました(涙)
でもそんな情報を調べようにも、英語だとわかりにくいことも多く、頻繁に更新されるので心理的負担も大きい。
実際に、直近では2025年10月末に、大幅改定がありました。
複雑な手順やトンネルの中にいる不安を乗り越えて、現在オーストラリアで作業療法士になった私としては、
これから同じ道を歩む友達や後輩が、少しでも楽にストレス少なく申請を終えて、その努力・熱意・時間をできる限り早くクライアントのために充ててほしい!
と強く思ったのです。もちろん努力が実った時の達成感はありますが、せっかく作業療法士としてのやる気があるという方が、免許の申請手続きでつまずく時間ほど無駄なことはない、と思うのです。
なので今回は、西オーストラリア唯一の日本人作業療法士の私の経験もふまえ、「今は海外のOTに漠然と興味を持っているだけ」という方から「実際にオーストラリアで作業療法士になるために行動していきたい!」という方を対象に、オーストラリアでOT免許を取るまでの流れをできるだけ分かりやすく日本語で紹介します!
元情報:Registration pathways for internationally qualified occupational therapists

変更の可能性はこれからもあるので、一次情報もチェックするようにしてね!
オーストラリアで作業療法士の資格を取得までの、全体の流れ

日本の作業療法士免許を持っていたらオーストラリアの大学に行かずに作業療法士免許を取れるか?
結論から言うと、「条件付きで」可能です。
つまり、日本の作業療法士免許を持っているからといって、全員が以下に解説する手順でオーストラリアの大学に行かずに作業療法士免許を取得できるというわけではないのです(厳しい。。)
まず大前提に、これから紹介する全体の流れは、以下の2つの条件をクリアした人が対象になります。
WFOT認定校でオーストラリアと同等の学位を取得・卒業 かつ - (新卒以外は)
過去5年以内に一定時間以上、日 本(オーストラリア以外の国)で作業療法士として 働いた経験がある
これを読んで
「え?自分の卒業校についてそんなこと考えたことなかった…」という方や、
「私の卒業校があてはまるのか分からない」というも、ご安心ください。
以下の過去記事にその辺を詳しく解説してあります。
日本で取得した学位がオーストラリアの学位と同等であるのか知るには?(具体的な確認方法あり)
上記の記事情報を読んで、自分がWFOT認定校かつオーストラリアでの大学または大学院と同等の大学で学位を取得・卒業している。過去5年以内に一定時間以上、日本(オーストラリア以外の国)で作業療法士として働いた経験があるという方(またはその予定の方)は、この記事を読むと、オーストラリアでのOT免許の取り方が、さらに明確になります。
実習を含めたOT免許取得までの全体の流れ

ここからは具体的に「どんな流れで(上記の条件を満たした)日本の作業療法士がオーストラリアで作業療法士免許を取れるのか」一例を紹介していきます。

出身校や経験により個人差が出る部分もあるのであくまで参考までに!
2025年10月の改定後は、WFOT認定校であれば大学、専門学校、短大卒の人もまずは資格・実習歴・履修歴についての審査を受けることになったよ!
一次情報はこちら(英語):Registration pathways for internationally qualified occupational therapists
全体の流れ
- STEP1Portfolio for the assessment of non-approved qualifications – PNAQ-96を(履修証明書や日本のOT免許証を含む必要書類と共に)提出、次のステップを知らせる審査結果を待つ。同時に必要な英語力を満たすための英語学習とテスト|期間は個人差ありIELTS/OET/PET/TOEFL iBTの選択肢あり。日本でも受験可能
- STEP2審査結果でRelevant to the professionが出た場合、雇用主と実習指導者を見つける
- STEP3限定的な免許(Limited Registration)申請を行うこの時点で雇用主と実習指導者の記入が必要
- STEP4仮免発行後→Assessment of competency申請書と実習計画書を提出実習指導者と、実習地や机上、研修出席で達成する自分のゴール設定をする。内容は実習先で行う仕事内容や専門により異なる。
- STEP5実習開始・文化的な理解のコース受講後→中間報告書を提出|フルタイムで実習の場合は実習3ヵ月目、パートタイムの場合は実習6ヵ月目で提出提出後、いつ頃最終報告書を提出して良いか、残りの実習期間についてアドバイスが来る。
- STEP6最終報告書を提出|中間報告書提出後、問題なければ1-2ヵ月中間報告の時点で未達成だった項目を完了して、最終報告に必要な資料を提出、約2週間~1ヵ月、結果がでるまで実習継続
- STEP5実習完了証明を受けとる。一般OT資格を申請6週間くらいで本免許が届く。お疲れさまでした!
ここまでが、書類申請から資格取得までの大まかな流れです。
2025年10月の改定以降、英語スコアなどよりも前に、まずはAHPRAによる書類審査で日本の学歴・実習歴と資格がオーストラリアの基準と比較し以下の3つのどれかの分類に判定され、各分類に続くステップへ導かれることになりました。
- 同等(considered substantially equivalent or based on similar competencies)⇒履修・実習必要無しで本免許申請可能、
- 関連する(considered relevant to the profession)⇒履修必要なし、限定的なOT資格取得後実習の必要あり、または
- 同等でも関連でもない(not considered substantially equivalent or based on similar competencies to an approved qualification, nor is it relevant to the profession)⇒基準以下のため履修・実習必要
今までの例では、WFOT認定校、4年制大学卒の場合は、外部機関から実習評価をされている場合を除き、「関連する(considered relevant to the profession)」と評価される可能性が高いです。詳しくはこちら

今までは短大や専門学校はWFOT認定校であっても申請基準に満たなかったけれど、この改定で、WFOT認定校卒業で日本のOT免許をもっていれば、関連すると判定される可能性が出てきた
AHPRAから“relevant to the profession”(オーストラリアのOTに関連した職種である)という証明がもらえたら、”Assessment of competency”という、実習を行うためのプロセスに進む(こちらは今まで通りOTCの管轄)ことになります。
Occupational Therapy Council (OTC) のサイトは→こちら
Assessment of competency (雇用主決定→仮免取得→実習開始→実習終了までのプロセス)の要綱は→こちら(英語)

日本語でも結構複雑なのに、これを英語で読み込むって、、IELTSで7やOETでBを取ったからといってサクサク読めるわけではありませんよね。私も要綱を理解するのに相当苦労しました。AI翻訳の質は上がってきているので、フル活用しながら読んでみよう!
挑戦しよう!と本気で思った人がまずやるべきこととは?
この記事を読んで、よし!今から行動してみよう!と思った方は、その行動力を存分に生かしましょう!
おすすめのステップはこちら↓
- まずはこちらの申請条件などを読んで、自分の学歴などが申請に見合っているのか確認
- 自分の現在の状況を把握(長所・短所・やりたいこと・やりたいけど不安なこと)を書き出す
- やりたいけど不安なこと(例えば英語力が低い)に関して、解決策(どうすれば不安が取り除けるか)を書き出し、今できること(例えばIELTSを数カ月後に受けてみる、そのための英語の勉強をする)があれば即行動!
とはいえ、自分の現在地を把握して、どんな方向で進んで行けそうかを明確にするという作業を一人でするのは不安。
まずは実際にそれを乗り越えた日豪作業療法士に相談して、一緒に自分の進むべき道やその方法を考えてほしい!という方はこちらからオンライン相談のご依頼も受け付けています。
悩むあなたのキャリア相談はこちら
まずは一日だけでも現地のOTの働き方を学んだり、職場を見てみたい!という方はパースでの医療従事者向け国際交流研修がおすすめ!→【体験談】オーストラリアで作業療法士と国際交流
ワーキングホリデーなどでオーストラリアの生活文化を実際に移住して体験しながら、作業療法士や関連職種と現地でネットワークを広げていきたい方のためのサポートはこちら→日豪作業療法士の家でホームステイ in パース!

一歩一歩、自分が好きな自分に近づくために。
応援しています!