日本の医療者こそできる、英語力をあげる具体的な勉強法

日本の医療者こそできる、英語力をあげる具体的な勉強法

海外で作業療法士など医療・介護の現場で働いてみたい!

と思った人ほぼ全員が直面する英語力の問題。

特に日本に住んでいると、思ったように英語力が向上しないことも多いですよね。

今回のブログでは、日本の作業療法士が陥りやすい、英語の勉強が上達しない原因と、そんな時に私が実践して効果的だった解決法をご紹介していきます!

日本の作業療法士が陥りやすい、英語力が上がらない原因

海外留学や、移住した先で作業療法士として働いてみたいという思いはあるものの、日々の臨床や研究をやりながらの英語勉強、しかも日本語環境にいるととても難しいですよね。

そんな毎日に一生懸命な作業療法士や医療職の方が、英語力が上がらなくて悩む原因の一つが

時間がない!

ですよね。

ではなぜ時間がないのでしょうか?

以下に当てはまる人が多いのではないでしょうか?

  • 臨床や研究に力を入れている職場に就職している
  • 日々の膨大な仕事量に加え、症例発表や学会準備に追われている
  • 仕事後はクタクタ、または翌日や今後の予定が常に頭をよぎる
  • 休みの日は寝るか、仕事のための勉強、資料作りをしなければならない焦りを持ちつつ過ごす
  • 空き時間があればパアっと日帰り旅行に行きたい
しずか
しずか

私も日本で作業療法士をしていたときは、朝から晩まで臨床、研究、自己研鑽の勉強、週末の研修会や資料作りなどで本当に忙しく、忙しい割には「私は作業療法士としてまだまだだ。先輩や患者さんに申し訳ない。」という焦りが常にありました。

そしていつの間にか、

大学生の時から夢見ていた「海外に住みたい」「日本国内外の作業療法士と交流したい」という目標のために費やす時間さえもったいない。「空いている時間があれば休みたいかも」と思う事も増えてしまったのです。

将来なっていたい自分と、そのために必要なことは何かを考えよう!

会社員として日本で働く作業療法士が陥りやすいトラップ

上記の原因に一つでも当てはまった、日々一生懸命で英語学習にかけられる時間と心の余裕がないという方、

トラップにかかっているかもしれません。

(え、ちょっと意味わからないww)

つまり、職場で必要とされる役割をこなし、その職場で臨床や研究で実績を積むということは、
自分がどうなりたいかという本来の目的のためではなく、
あなたが今の職場に求められる人材になるために時間を使って忙しくなっている可能性があるということです。

もちろん、会社としてはそういう人材が欲しくて新人の頃から人材育成をしているわけですし、

「会社や上司に育てていただいたから、恩返しをしたい」という方はそれもとっても立派な目標ですし、素晴らしいと思います。

でも、一旦ここであなたに、自分の胸に手を当てて考えみてほしいことは

1年後、5年後、10年後に、どうなっていたいのか?またはどうなっていたくないのか?

ということです。

そこで将来は海外で働きたいという夢や目標が、心の声として聞こえてきたなら、限りある時間の中でエネルギーを注力する方向を少し考え直しても良いかもしれません。

しずか
しずか

私が日本にいたとき、「この会社で作業療法士を続けていたら、10年後、今の上司(もちろん大尊敬していますが)と同じ道を辿って、会社に貢献するための人材になるべく役職が上がっていく」という将来は見えましたが、

10年後になっていたい自分はそこではないという心の声と、

自分にしかできない仕事をしたい、作業療法士として海外の人と働いてみたい

という心の声がありました。

忙しい日々の中で英語力を上達させるために必要なことは、優先順位付け

「いやいや、そうはいっても、海外で作業療法士になるにはやっぱり日本での実績や経験が必要なんじゃないの?だから今の仕事を続けることにも意味があるんじゃないの?」

と思われる方もおられるかもしれません。

もちろん日本で身に着けた臨床技術や実績は、海外で転職する際にも強い味方になってくれますし、臨床や研究をする際の自信にもなります。

一方で、それは作業療法士になってからの話で、あなたが作業療法士として海外で働けるように免許を取得出来たころには、

さらに新たな研究論文が出ていたり、技術の進歩が起こっている可能性が高いのです。

つまり、新しいエビデンスに基づいた臨床や研究は、海外で働けるレベルの英語力になってからでも学び続けなければならない。

どういうことかというと、日本で身に着けた技術や実績は、いつまでたっても「これで十分」とはならないし、将来のあなたを構成する要素のほんの一部にしかならないのです。

だからこそ、目の前の仕事に今いっぱいいっぱいなあなたが、そんな中でも

「英語を勉強したい」

「いずれ海外でOTとして働きたい!」

という心の声に気づいたなら、一旦立ち止まって、

自分の目標はなにか、そのために必要な手段とはなにか、優先順位をメモに書いて可視化出来るところに常に置いておくことをおすすめします。

なぜそれが重要かというと、日々の臨床や研究や職場の人との連絡で手一杯になると、私達は目の前のことにしか集中できなくなる傾向があるからです。

その結果、英語の勉強に使う時間や集中力が減り、思うように英語力が上がらないという可能性があります。

だからこそ、目の前の仕事や趣味と同じくらい重要、という意識を持つため、常に(自分にだけで良いので)見えるところに、書いたメモ置いておくのがグッド。

ちなみに私は「目標」と、「そのためにやることリスト」をスクショしたものをスマホの待ち受け画面に置いていました。

あなたの人生は一度きり。他の誰も責任を取ってくれないし、職場の人が最後まで面倒をみてくれるわけでもない。

あなた自身が、本当に進みたい先へ向かって限られた時間の中で行動するしか、たどり着く道はないのです。

努力している、行動したあなたには、必ずサポートしてくれる人たちが集まります。

気づいた今から、まずは一歩、踏み出してみませんか?

何を目標にしたらいいの?という方は、今の語学レベルを知ってみよう

ここまで読んだ方は、英語力が必要なのはわかっているけど、どこから取り組んだらいいのかわからないから、漠然と不安。という方も多かもしれません。

しずか
しずか

まずは、目標を具体化して、手の届く範囲(短期目標)からコツコツ達成していくことが、モチベーションを保って、大きな目標を達成するために大切

自分の英語力が今どれくらいなのか知りたい、IELTS(英語の試験)についてもっと知りたいという方はこちらからまず試してみるのもありです。

オーストラリアで作業療法士になるにはどんな流れなのか知りたいという方はこちらから、実際の資格取得までの過程を調べてみるのもありです。

飽き症な私でも、コツコツ続けられた英語単語勉強法とは

ここで、私がIELTS試験の勉強(特に英単語勉強)で行って、役に立った方法の一例を紹介します

しずか
しずか

勉強方法には個人差があるので、あくまで参考までに☆自分が楽しんで、または辛くても続けられる方法を考えるのが大切です!

  1. キクタン800(ペーパー版)を購入して、スマホにダウンロード(私の時はCDでしたが笑)
  2. 知っている単語は飛ばし、知らない(まだ意味を覚えてない)単語の横の”□”欄に、無心で斜め線を引いていく
  3. 出勤中やウォーキング中に音声を聞き流す(リズムよく、音楽としても♪)
  4. 2と3を繰り返し、覚えていない単語に線が増えていき、絵やゴロを書き足していく(音と絵を見たら意味が思い浮かぶように、他人に見せるようではないので絵のうまさは関係なし!)

その他の英語勉強方法

やる気はあるけど、英語の勉強が一人ではなかなか続けにくい!という方も多いかと思います。

そんなあなたにおすすめな英語力を上げる方法として、英語力ゼロから現役豪作業療法士になった私が、ご本人の英語力に合わせた、現地の生活も一緒に学べるような英会話をご提供致します!

オーストラリアで働くための英語に慣れよう!豪州OTとの英会話レッスン

時間:1回30分

料金:10 回分チケット制、29,980円。

お問い合わせ:こちらから。定員に限りがありますので、早めのご予約をオススメします!

まとめ

日々責任ある仕事を行いながら、海外で働きたいという目標に向かっていくのはとても大変ですが、その原因を自覚し、目標達成に必要なことに優先順位をつけて、それを常に意識することで目標を最短で達成することができるはずです。

たまにはご褒美や回り道をしながら、しかしやるべきことをコツコツこなしていきましょう!

日常生活で「やらなければならないこと」と「やりたいこと」をリスト化し、「やるべきこと」に優先順位をつけて生活すれば、数か月後にはきっとあなたの目標に近づいているはず!

頑張るあなたを応援しています!