日本の作業療法士がオーストラリアで資格取得するのにかかる期間とは?

日本の作業療法士がオーストラリアで資格取得するのにかかる期間とは?

こんにちは!日本でOTとして働いた後、コネなし英語力なしでオーストラリアに来てから、豪OT免許取得、現在は地域OTをしながら、同じような目標を持つ日本人OTのサポートをさせていただいているShizukaです!

過去のブログオーストラリアで作業療法士資格を取得する2通りの方法をよんでで、自分がオーストラリアでOT免許の書き換えが出来る条件を満たしている!とは確認できたけど、どこから手を付けたらいいのか、オーストラリアで資格取得するには、他に何が必要なのか分からないという方もいると思います。

私も英語の要項を読むだけでは意味が分からず、日々の仕事や生活で精いっぱいで手を付けるのが後回しになってしまうこともしばしば。。そして半年から1年単位で(予告なしに)この要項を書いた紙が変更・更新されるので、必須項目が変わったことに気づくのがとっても難しい!

日本語で分かりやすく教えてくれるウェブサイトがあれば、、、と思いながらトンネルの中を歩いていました。

このブログでは、これから歩むあなたが同じ失敗や遠回りをしないために、これからオーストラリアで作業療法士の資格を取りたいというかたが、実際にどんな段階を踏んでいくのか分かりやすく解説していきたいと思います!

直近では2023年10月に更新されました(またかー泣)↓↓

Occupational Therapy Council (OTC)の一次情報⇒こちら(英語)

オーストラリアで資格取得をまでにかかる期間

主な段階と期間は以下の通り。

第一段階(Stage1):書類審査(2週間から2ヵ月月程度)
第二段階(Stage2):仮免取得と実習(Stage2の期間はかなり個人差あり。合計8ヵ月~1年半程度)

WFOT認定4年制大学を卒業した作業療法士が必ず通過する段階は主に2段階。

  1. Stage1:書類審査アボリジニー文化のオンラインコース
  2. Stage2:OTとしての雇用主と実習指導者を見つけ仮免申請、その後実習

その2つの段階を問題なく終えたら無事に本免許(General Registration)を申請することができます。

Stage1における書類申請のために必須な英語力取得までの時間や、書類の準備にかかる時間には個人差が大きいので、それを省いたとしても、①の申請から資格を取得するまでの全体にかかる期間は早い人で1年弱、おおよそ1~2年、遅い人で2~3年はかかるようです。

作業療法士になるための申請手順で特に時間がかかるのはココ!

せっかく英語力をクリアし、必要書類を集め、実習指導やの承諾ももらえ、働くために必要なビザも取得しているのに、その後(日本人に限らず)多くの人がつまづきやすいポイントは以下です。

  • 不足している書類を集めて再度提出するための時間(特に行政処分関係英文証明申請書
  • 追加書類を求められ、それを取得するための時間(申請書や実習計画書の再提出など)
  • AHPRAやOTC側の審査の待ち時間(書類を送ってから数か月待つ場合もしばしば)

自分が思っているペースで進まないことを先に知って準備をしておくことが重要!

この間、実習指導者や実習先の都合が悪くなったりしないよう、特に実習指導者は2人申請することをお勧めします!!

あなたの実習期間中や申請中にSVの一人が転職や休職、ホリデーに行ったとしても、もう一人がカバーできるように対策しておきましょう!

では実際、書類審査の段階①Stage1ではどのような書類が必要になってくるのか

出来るだけ分かりやすく説明していきます!

オーストラリアの作業療法士免許を取るためのStage1(書類審査)

第一段階の書類審査では、あなた自身を証明するID、WFOTの認定校で履修し卒業したという証明、作業療法士資格、作業療法士としての経歴、英語力などの証明書を提出します。

以下が、オーストラリアのOTCが定める第一段階に必要な書類リストです。

※予告なく変更されることがあるため、最新の情報(OTCから)はこちらからご確認ください

2023年8月以降申請の方はこちら

【提出物リスト(2023年現在)✏】

主な提出物は以下の通り。(予告なく変更される場合があります)

  • Stage1の申請書
  • パスポートともう1つ(国際運転免許証など)写真付きのIDのコピー
  • 出生証明書の原本またはコピー(英語)
  • 過去二年以内の英語試験結果(IELTSやOET)のコピー
  • 卒業証明書原本またはコピー(英語)
  • 履修・成績証明書原本またはコピー(英語)
  • 国家試験合格証(日本語)のコピーと英語訳
  • 現在と、卒業証明書などに使われた時の名前が異なる場合は婚約証明書など名義変更が証明できる書類の原本またはコピー
  • 上記の書類が英語で取得できなかった場合は、NAATI (National Accreditation Authority for Translations and Interpreters Ltd) に登録されている専門の人に翻訳をしてもらい、その英語書類を日本語の書類の原本またはコピーとともに提出。
  • Stage 1の申請料

NAATI公認の翻訳会社のリンクは⇒こちら

上記の提出物の中で、コピーの書類全部に、「原本を確認し、コピーが原本と同一である」という証明を、記載する必要があります。

これを証明できる人と、証明の時に必ず書くべきことがあるので(きちんと書かないと再度送れとOTCに求められる)、要注意です。

私は自分の申請の時、証明してくれた人が一部書き忘れたため(私の確認ミスですが)全書類再提出を求められて泣きました( ;∀;)

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まとめ

今回は、WFOT認定校の4年制大学を卒業した作業療法士が、オーストラリアで作業療法士免許を取るためにかかる大まかな期間や、最初の書類審査(Stage1)について詳しくご紹介しました。

Stage1書類審査と豪州のアボリジニー文化学習を修了したのちに、Stage2で仮免許取得後実習を行います。

OTCの規定は本当に変わりやすく、実習指導者も海外からのOTを受け入れたことがないという臨床OTが多いので、英語力をしっかりつけて、自分で最新情報を常に確認、指導者に伝えることが求められます。

OETやIELTSのスコアが必要な理由がわかるような気がする。。というほど書類に追われますが、

オーストラリアの作業療法士は、(実習以外は)合否判定ではなく、必要な書類をすべて提出、実習が完了すれば国家試験などなしで資格取得できるので、粘り勝ちしたいところですね!

頑張りましょう!!

今回のブログで少しでもそのお手伝いができたら幸いです。

ちなみに、書類がOTCに届いた時点で、個人情報確認のための電話がFacetimeで行われるので、その時に答えられる英語力も、他の英語力と同様に身に着けておきたいところ。

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