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オーストラリア移住、学歴で諦めていませんか?
「オーストラリアで作業療法士(OT)になりたいけれど、自分は4年制大学を出ていないから無理だ……」
そんな風に諦めていた方に、2025年、歴史的なニュースが相次いで飛び込んできました。
2025年3月の「英語基準の緩和」に続き、10月27日からは「申請プロセスの一本化」がスタート。これまで「門前払い」に近かった日本の3年制専門学校や短大を卒業したOTにも、正式に道が開かれたのです。今回は、今知っておくべき2つの大きな変更点を分かりやすく解説します。

「イギリスやアイルランド、欧米の作業療法士にとっては条件を満たせば今まで必須だった限定免許(仮免許)や実習の過程が除外され、一般資格申請に直行できるようになった。」
という部分は大きく取り上げられがちですが、実は今まで門前払いだった日本や海外の「WFOT認定の専門・短大卒OT」にも朗報かもしれません。
【2025年10月〜】さよなら「二重審査」!申請プロセスの一本化
これまでは、海外OTが免許を取得するまでには、気が遠くなるような「二重」の重複作業がありました。
これまでの「二重審査」の壁
- まず外部組織「OTC (Occupational Therapy Council)」に書類審査(ステージ1)を申請。英語証明や無犯罪証明を集めて提出。
- 認定が出たら、今度は「AHPRA (アプラ)」に、全く同じような書類をもう一度集めて提出。限定免許(Limited Registration)を申請して待機。
「なぜ同じことを2回も?」という申請者の大きな不満が、ついに解消されました。

オーストラリアの免許申請には、役割の異なる2つの組織が登場します。
- OTC(オーティーシー)は、 作業療法士(OT)としての専門スキルがオーストラリアの基準を満たしているかチェック・評価する機関です。
- AHPRA(アプラ)は、 オーストラリア全体の医療従事者(医師、看護師、OTなど)の資格を実際に発行・管理する機関です。
これからの新常識
- 書類審査の窓口はAHPRAのみに! 最初から免許管理機関であるAHPRAに申請し、ここであなたのキャリア(職歴や専門教育)が総合的に判断され、追加書類が必要なければ21日間以内に審査結果と次のステップが案内されます。どんな分類があるか気になる方は⇒こちら
- OTCの役割の変化: これまで「最初の関所」だったOTCは、今後AHPRAによって実務能力の確認が必要と判断された人に対し、現場での実習(実務評価)を進行状況管理・評価する「実習評価機関」の役割のみを引き続き担うことになりました。

審査前の資料集めの手続きや、審査中の待機時間が大幅に減る可能性が出てきたよ!
日本の「専門・短大卒」OTにとっての真の衝撃
英語圏のOTにとってこの改定は単なる「効率化」ですが、一部の日本のOTにとっては新たな門が開いた「革命」かもしれません。
「学士がないから無理」という時代の終焉
今までの審査では、日本の専門学校や短大を卒業したOTは、それがWFOT認定校であっても、事実上「学士号(Bachelor)」がないという理由で、その先のステップに進むことが困難でした。しかし新制度では、「学位の種類」よりも「教育の内容」が重視されるようです。
公式ガイドラインの根拠
公式サイトのガイドラインには、以下のように明記されています。
【公式ガイドラインの引用】
3.2 The academic level of your qualification is, at a minimum, comparable to an:
- Associate degree – (AQF) level 6
- Advanced diploma – (AQF) level 6
出典:Occupational Therapy Board of Australia – Assessment of international qualifications
つまり、日本の専門学校・短大卒相当(AQFレベル6)も、正式に審査の対象に含まれたのです!卒業した学校がWFOT(世界作業療法士連盟)認定校であり、適切な教育(実習を含む)を受けてきたことが証明できれば、学歴で諦める必要はないかもしれません。
※あくまで審査基準に入ったということで、審査結果については個々の状況で異なります。
【2025年3月〜】英語の壁も少しだけ低くなった(Writingスコアの緩和)
2025年3月から施行された新しい基準では、主要な英語試験においてWriting(ライティング)の要求スコアが引き下げられています。
以下は認可されている試験とそのスコアの例です。
| 試験種別 | 全体スコア / 基本条件 | Writing(筆記)の緩和スコア |
| IELTS | 平均7.0以上 / Writing 以外7.0以上 | 6.5 以上でOK |
| OET | Writing 以外B以上 | C+ 以上でOK |
| PTE | 平均66以上 / Writing 以外66以上 | 56 以上でOK |
【根拠資料】 AHPRA公式サイト: Registration standard: English language skills
多くの日本人にとって最もスコアが伸び悩むWritingがIELTSスコア「0.5」緩和されたことは、非常に大きな救いです。
※TOEFL iBTという英語力テストについては、Speaking(スピーキング)がスコア24→23へ緩和されています。
他にどんな英語試験が認可されているか、各試験の詳しい条件については、こちらの関連記事を参考にするとよいかもです。
👉 関連記事: オーストラリアのOT免許登録に必要な英語能力:最新の基準を徹底解説
これからの免許申請、3つのステップ
これから挑戦する方は、以下の流れをイメージしてみると良いかもしれません。
- テスト用英語の勉強
- 現地の医療従事者とのネットワーク作りと現地の実践的英語に慣れる
- AHPRAへ書類申請(ここでは英語スコアは求められません)
テスト用英語の勉強
IELTSやPTEに向けて、日本にいる間にコツコツと日本語の教材を使って勉強と貯金をしながらスコアを伸ばせる人もいますし、私のように、日本では日々目の前の臨床のための勉強に時間を取られてしまい、英語は3日坊主になってしまいがちだったので、思い切って「英語できなくちゃ生きていけない」環境に身を置こう!と、日本にいる間は貯金を頑張り、24歳でワーキングホリデーに出る方が早く伸びる人もいるかもしれません。
現地の医療従事者とのネットワーク作り
AHPRAへの書類申請をするのも次のステップへ進めるのか否か知るためには重要ですが、AHPRAからの審査で「関連あり(Relevant)、限定的免許(仮免)申請+実習のステップへ進め」と判定された場合、すぐに仮免申請が出来るよう、英語スコアのみならず実習先となってくれる雇用主やスーパーバイザーを見つける必要があります。
私の実体験はコチラ:オーストラリアで私がスポンサー/療法士実習地/実習指導者を獲得した方法【日豪OT体験談】
AHPRAへ書類申請
日本の免許証やWFOT認定校の履修履歴を出し、オーストラリアのOTと同等の教育レベルを受けたかAHPRAに審査してもらう。 これは今からでもできるかもしれません。
※2025年以前は書類審査の結果は2年有効(結果が出てから2年以内に仮免許申請が必要)でしたが、現在は有効期限が明記されていません(今後明記される可能性もあり)。
まとめ
いかがでしたか?
2025年の改定は、「学歴」という壁を取り払い、純粋に「OTとしての実力」を評価しようとするポジティブな変化です。
今回の記事を読んで、「専門卒だから……」と夢を諦めてしまっていたあなたが、その夢をもう一度掘り起こしてみるきっかけになれば幸いです。
「周囲に相談できる人がなかなかいない。」
「オーストラリアの良い・悪い点について、語学学校などからお金をもらっていない(本音を語れる)日豪OT経験者本人の話を聞いたり、オーストラリアでの生活のやりくりについても相談したい。」
「海外で働いている人って向上心強めで自分の能力では話しにくい。オーストラリアでバリキャリというよりは、人生の中の選択肢の一つとして日本ではできない働き方・生き方をしている人の話を聞きたい。」
「移住後の安全面やもしもの場合が心配」
こんな悩みをもつあなたへ、OTGOGOでは個別オンライン相談や国際交流・ホームステイの機会をご提供しています。
日豪OTとの個別オンライン相談依頼は
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